理事長の挨拶
当施設の理事長の岡山高博です。私は世界農業遺産に認定されたこの素晴らしい海と自然あふれる能登半島が好きで、2004年3月この能登半島七尾市和倉温泉に動物病院を開業いたしました。
この動物病院での診療という業務を通して、ペットのことに関していろいろな相談を受けるようになりました。その中でもここ10年ぐらいの間で多くなってきたのが、
「今度、自分の親が施設に入居するんだけど飼ってたペットをどうしたらいい?」
という高齢者の方が飼ってるペットの相談です。
日本全国でもペットと入れる施設はほとんどなく、その結果、施設の入居を余儀なくされ最愛のペットと離れ離れになる高齢者の方々を多く見てきました。家族の一員である最愛のペットと離れることは、飼い主にとってとても辛いことですが、ペットもそれ以上に辛いし悲しいんです。そんなつらい思いはさせたくないという想いがこの施設の始まりであります。
動物を飼ってる皆さんにとってペットは大事な家族の一員です。私は獣医師ですが、私にとってもペットは動物ではなく、大事な家族の一員として考えております。その家族と最後まで一緒に過ごすことは当たり前のことと考えております。
ただ、現実問題としてペット可の施設にペットと入居した場合、飼ってるペットが動物病院に行くときは、わざわざヘルパーさんを頼んで動物病院に連れてってもらわないといけないなど、周りの手を借りないと出来ないのが現実です。気軽に健康相談や治療に病院に行くことができなくなります。それでは真の意味で安心してペットと暮らすことができる施設ではない。
そこで、私は動物病院と施設が一緒にあれば入居されてる方も安心してペットを飼うことができるのではないか?と考え当施設を作りました。
当施設は日本で初めて動物病院併設の施設です。施設内でペットの健康管理はもちろん、治療も行うことができます。最愛の家族であるペットと、24時間365日一緒にいられる施設としてオープンいたしましす。
岡山 高博 プロフィール